「ペプシネックス」のCMで人気急上昇中の日南響子が、橋本一監督の最新作「桜姫」に主演し、主人公の桜姫に扮することがわかった。劇中では、青木崇高を相手に大胆な濡れ場に初挑戦しており、「青木さんに優しく声をかけていただき、安心して撮影できました」と振り返っている。 「探偵はBARにい る」を大ヒットに導いた橋本監督の新作は、歌舞伎の「桜姫東文章」(四世鶴屋南北)が原案。吉本昌弘と共同で脚本を執筆した今作では、名門“セレブ”桜姫の常識外れな恋愛模様を、独創的な映像感覚と奇抜なアイデアで描く。 現代風にアレンジされた花魁風“和ファッション”に身を包んだ日南は、新境地を開拓。顔も知らない盗賊に襲われた夜のことが忘れられず、同じ入れ墨を彫り、意中の人を探すために遊女になってしまうという役どころだ。R-15指定が入るほど大胆な濡れ場に挑んでいるが、相手役の青木が「濡れ場に躊躇したらブチ切れてやろうと思っていましたが、堂々としたもんでした。劇中のセリフにある『いい女だ、顔も気立ても最高だった』ってやつです」と絶賛している。 日南は、かねて花魁や時代劇に興味を持っていたそうで「ちょうどオファーをいただいた時期は、遊女にまつわる歌詞を書いたり、曲を聴いたり、作品を見たりしていたので、軽く運命感じました(笑)」と述懐。また、東映京都撮影所のセットに感慨を抱いたといい「絵に描いたような世界観に引き込まれ、役にも入りやすかったです。あとは、姫の変化が撮影の中で感じる場面がたくさんあり、それも印象的でした」と明かした。 日南、青木のほかにも、個性的な共演陣がずらり勢ぞろい。死んだ恋人の生まれ変わりだと思い込み桜姫につきまとう坊主・清玄をでんでんが不気味に演じる。さらに、AV女優の麻美ゆま、「安田大サーカス」のHIROとクロちゃん、野々村真らが脇を固める。 メガホンをとった橋本監督は、「私自身の本能の赴くまま、自分が10代の頃のうつうつとした童貞パワーを糧に、破壊的に突き進んだ妄想映画」と製作経緯を説明。そして、「そんなどうしようもない世界に舞い降りてくれた、可憐にして大胆な少女。日南響子を作り上げた神に感謝。そして、彼女を女優へと進化させる現場に立ち会えた運命に感謝しています」とコメントを寄せた。 「桜姫」は、6月29日から全国で公開。
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